世界中のおかあさんと子どもを見守りたい。毎日が笑顔なら子どもとの幸せな物語が生まれる。

旅先読書『孤独と不安のレッスン』/ 鴻上尚史 大和書房

'17.8.25-29北海道旅行中にホテルで読んだ本。

鴻上尚史氏のことは恥ずかしながら、あまり知らなかった。
この本に出会ったのは、先に「旅先読書」で記事にした『書店員X「常識」に殺されない生き方』の中に紹介されていて、心惹かれるタイトルだったから。

そう、この本、タイトルが『孤独と不安のレッスン』。
帯には’"あなたが「本物の孤独」と「前向きの不安」を友として、どうか、生きていけます
ように。"とある。

孤独とか、不安とか、人生には付きもの。
誰かと一緒に住んでいれば、誰かに看取られて死んでいけば孤独じゃないのか?
いやいや、人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいくものだと思う。

私はおばあさんになったら、ひとりで食事をし、ひとりで本を読み、そんな贅沢な暮らし
を夢見ている。子ども達と一緒にいることを望んでいないし、多分、パートナーより長
生きするだろう。
こんなことを言おうものなら、、、80歳過ぎた母は”その歳にならないとわからない”と
老人に一人暮らしをさせておくのは孤独を知らないからだと...。

さて、老人の孤独に焦点を当てて書いた本ではないので、この辺で方向を変えて...。

本文の中、”人間関係には、「他人」と「他者」という二つの種類があるのです。”と
この違い、気になるでしょう?
そして、そのつきあい方も。

”「今ある自分」と「ありたい自分」”の章にも、なるほどと思わされた。

10代、20代の人にも読んでもらいたいし、ふと手に取った時がその人の読む時なんだろ
うな。


大和書房HPから
<この本の情報>

※私は旅行に持っていったので文庫で読んだ。
 2006年出版の単行本が2011年に文庫化。電子書籍もある。


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