鴻上尚史氏のことは恥ずかしながら、あまり知らなかった。
この本に出会ったのは、先に「旅先読書」で記事にした『書店員X「常識」に殺されない生き方』の中に紹介されていて、心惹かれるタイトルだったから。
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そう、この本、タイトルが『孤独と不安のレッスン』。
帯には’"あなたが「本物の孤独」と「前向きの不安」を友として、どうか、生きていけます
ように。"とある。
孤独とか、不安とか、人生には付きもの。
誰かと一緒に住んでいれば、誰かに看取られて死んでいけば孤独じゃないのか?
いやいや、人はひとりで生まれ、ひとりで死んでいくものだと思う。
私はおばあさんになったら、ひとりで食事をし、ひとりで本を読み、そんな贅沢な暮らし
を夢見ている。子ども達と一緒にいることを望んでいないし、多分、パートナーより長
生きするだろう。
こんなことを言おうものなら、、、80歳過ぎた母は”その歳にならないとわからない”と
老人に一人暮らしをさせておくのは孤独を知らないからだと...。
さて、老人の孤独に焦点を当てて書いた本ではないので、この辺で方向を変えて...。
本文の中、”人間関係には、「他人」と「他者」という二つの種類があるのです。”と
この違い、気になるでしょう?
そして、そのつきあい方も。
”「今ある自分」と「ありたい自分」”の章にも、なるほどと思わされた。
10代、20代の人にも読んでもらいたいし、ふと手に取った時がその人の読む時なんだろ
うな。
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